スワンSと京王杯SCの歴代の好走馬を見比べると面白い。ホントに同じ1400なのかと。片やダイタクヤマトにショウナンカンプ、片やグラスワンダーにタイキブリザード。同じ距離でも競馬場や開催状況によってビミョーに性格が違う。競馬ってよくできてるなぁと改めて。これだと興味は尽きないよなぁ。
今週も引き続きカミナリ指数にお世話になります。ここから観てみたい景色がまだまだある。
■スワンS
土曜京都は天気大丈夫そう。それでも雨の影響が残るから、1.21.0前後かな。
冒頭の話。スワンSと京王杯SCの違い。前にmixiで「最適%EPによるコース間の類似性」という話題を振ったのだけど、両者の違いがそういう数字にも現れている感じはする。わずかの差なんだけど。%EPで見ると、京都1400のほうが東京1400よりも前傾的なペース配分を得意とする≒スプリンターに向いていることがわかる。象徴的なのはバクシンオー>ノースフライト。かといって1200の成績がそのままリンクするというわけでもない、というのはおさえておかないと痛い目見ちゃう。イメージとしては1300mくらいに見ておくべきか。
展開は、ギャラントアローが行ってその後の番手をとりたい馬が多数。これはケッコウ前に厳しいペースになりそう。適度なお湿りもあって、あまりに軽快なスプリンターは最後脚が上がっちゃいそう。マイルの差し馬でもこれなら。
ひととりの材料が揃ったところで、やはり今回重要となるのはスプリンターズS。不良馬場で行われたこのレースの結果をどう扱うか。
スプリンターズSは上位馬がいずれも先行馬という、またその前後の芝レースでも先行馬が活躍していたように、明らかに行った行ったの要素を持ったレースだった。そうである以上、基本はこのレースの差し損ね馬が狙い目になる。
では、馬券対象馬を1頭づつ。
【マイネルスケルツイ】
前走は帰厩遅れてゴタゴタ。騎手を見ても色気なし。で、今回吉田隼人→柴山。微妙だ(笑)。テン乗りになる馬としては気性的にクセのある馬だけにその点も気がかり。
【スイープトウショウ】
スクランブル。このローテもどうかと思うし、この1300mというのもどうかと。完全なステップレースでこの距離短縮、導き出される結論はシマイだけサーっと流す競馬…。
【オメガエクスプレス】
なんかずいぶんと人気がない。距離が嫌われているのか。でも、テンシノキセキとかゴールデンキャストとかが好走できる舞台なんで、いかにも小倉1200が向いていそうなダート血統スプリンターでも注意は必要。まして3歳馬で指数も持っているとなると、休み明けでもこの低人気はない。
【ジョリーダンス】
休み明けのステップレースでもいきなりアンカツ起用。それなりの状態には仕上げていそう。1400実績もあり、大崩はないか。
【タマモホットプレイ】
スプリンターズS差し損ね組。道悪競馬はもともと実績もなかったし、そう考えると最速上がりをマークした前走はむしろ衰えや状態に心配がないことの証明になったか。実績のあるコース、流れも向く。あとは繰り上がりがどこまであるか。
【アストンマーチャン】
馬場の恩恵を受けた前走。指数上の評価も高くは無く、タイトルホルダーでありながら実際にはここが試金石。で、1番人気。とりあえずは高い買い物になる。
【キングストレイル】
スプリンターズS差し損ね組。硬質マイラーだけあって前走1200mにも対応。この1400にも十分適応できそう。問題は初の関西遠征と短期放牧明け。あまり余裕をもったつくりで出てきたときは心配で、500kg台キープがとりあえずの条件。
【ブラックバースピン】
近走好調のスプリンター。表面時計がない分、どのくらい時計がかかってくれるかが重要。1.21.0を切るような決着だとまだ信頼できない。とはいえ、このオッズに四位への手戻りはなかなか。
【ドラゴンウェルズ】
トモに疲れが出る馬のようで、あまり続けて使えない。今回も2ヶ月の放牧明けでここ目標、このローテはイイ。1200に傾いた1400型という感じで適性も高い。あとは久々ペリエが荷物にならないといいが。
【フサイチリシャール】
京都1400以上に%EP上スプリントによっている阪神1400で強い競馬。おそらくかなりスプリント適性が高いのだろう。そのわりに、ここ2戦の内容が平凡なのはどうだろう。条件変わりでの一変というのが望めないだけに、状態一変のわずかな可能性に賭けるほかない。
【ペールギュント】
ちょっとスプリントに寄りすぎている懸念あり。新潟1400は阪神1400に負けず劣らずスプリント寄りなのでそこでの好走はそこまでアテにならない(先週の東京メインで◎ラッシュライフで痛い目にあった…)。そこは目をつむるとしても、前走の502kgという馬体重はいただけない。510kg台に戻してくることが条件。
【ローエングリン】
マイル〜中距離型でもあまりタメて切れるタイプではなく、どちらかというと前傾よりの時計稼ぎが巧い馬だけに1400は守備範囲。前走は1200、差し損ね馬場、休み明けということを考えるとまずまずの結果で叩いて一変、条件一変の併せ技で見直しがきく。
先行馬には厳しい流れになるのではないか、という点も加味しての結論。
△ローエングリン
△キングストレイル
△ジョリーダンス
△ドラゴンウェルズ
△タマモホットプレイ
△ペールギュント
△ブラックバースピン
当日の馬体重で何頭かに絞れるといいけど。
とりあえずここまで。
(追記
■武蔵野S
脚抜きのイイ馬場を通り越して走りづらいぐちゃぐちゃの馬場になっているかも、な不良馬場。それまでのレースでの見極めは重要。
というのも、今年のフェブラリーS、不良馬場で時計をもたない馬の凡走が目立ち、4着にはカフェオリンポスが繰り上がりで入ってきてしまったという前例があるから。この馬場がひとつカギを握りそう。
そうすると、トーセンブライト-ワイルドワンダーでいいんじゃないかと。
持ち指数で2頭に対抗できそうなフィールドルージュ・ビッググラス・イブロンはいずれも1400で1.23.0、1600で1.35.0の壁を越えていない持ち時計不足の馬。
フィールドルージュはフェブラリーS、好指数連発できてオツリがなかったとも言えるが(シーキングザベストは明らかにそんな感じ)、クロコルージュ×リンドシェーバーという軽快さの薄い配合からも時計勝負への不安を感じる。当時とは違い、早めに動く競馬を身につけた分の前進はあるかもしれないが。
ビッググラスもエルコン×イブンベイの重たい配合。フェブラリーSの馬場なら1.35.0はキリたいところもフルわず、やはりある程度時計を要さないと持ち味が生きないか。
イブロンは上がり馬だけに時計での判断は難しいところがあるが、オアシスSはずいぶんと手こずった印象。上2頭とは違い父マキャベリアンは一応ミスプロ系で、まぁ一気に表面時計詰めてきたらそのときは素直に白旗でいいんじゃないか。えらい人気だし。
で、注目のトーセンブライト-ワイルドワンダー。偶然にも同じBT産駒。
トーセンブライトの前走無印なんかを鑑みると、正直持ち時計がないから…うんぬんはヒジョーに危ない感じはするよなぁ。前走までは鈍足だと思ってたもの。フィールドルージュに1.35.0をあっさり切られて泣いている姿が眼に浮かぶよ…(あの血統うんぬんも相当に胡散臭い)。まぁそれは置いておいて、トーセンブライトは藤田に手戻りしてまた好調期に入ったのかな。春先、なんであんなに走らなかったのか不思議。ともかく、立ち直った前走は表面時計も圧巻。1.22.4って、そうないよ。この高速ダート適性は何よりも重視したい。
ワイルドワンダーは前走南部杯2着。休み明けでブルーコンコルドと接戦、さすがにレース後反動があったようで。多少控えたかもしれない中間でも、持ち時計と充実ぶりと高く安定した指数を考えると、それでも頭までありそうな感じ。
表面時計なら、のシーキングザベストは半年振り。夏場から乗り込んでいるようで、また使い込んでよくないタイプだけに初戦からそれなりに色気をもっての出走。さすがに近走高いレベルで充実している2頭には及ばないだろうけど、そう悪い競馬もしないのでは。
ということで結論。
◎トーセンブライト
○ワイルドワンダー
△シーキングザベスト
人気を考えて、◎の頭を意識して買ってみたい。馬連が本線かな。
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