ザレマ発ダンスインザダーク産駒考察行き。
亀谷@血統ビームの著書を読んで、ダンスインザダーク産駒がサンデー産駒とは似ても似つかぬ存在であることは了解していたが、TARGETで実際にデータをとってみて改めて実感した。
■ダンスインザダーク産駒(集計期間:2000. 1.5 〜 2007. 5.20)
新潟芝1800◎ 17- 15- 11- 97/140 12.1% 22.9% 30.7%
東京芝1800× 12- 9- 6-135/162 7.4% 13.0% 16.7%
京都芝1800△ 13- 9- 16-133/171 7.6% 12.9% 22.2%
京都芝2000◎ 18- 13- 14-107/152 11.8% 20.4% 29.6%
中山芝2000× 7- 11- 8-122/148 4.7% 12.2% 17.6%
■サンデーサイレンス産駒(集計期間:1998. 1.5 〜 2007. 5.19)
新潟芝1800△ 25- 18- 24-145/212 11.8% 20.3% 31.6%
東京芝1800◎ 75- 64- 67-322/528 14.2% 26.3% 39.0%
京都芝1800◎ 73- 57- 45-306/481 15.2% 27.0% 36.4%
京都芝2000△ 56- 29- 37-251/373 15.0% 22.8% 32.7%
中山芝2000◎ 56- 45- 34-201/336 16.7% 30.1% 40.2%
得意・不得意がきれいに反対。ダンスインザダーク産駒はサンデーサイレンス産駒が芝1800全場の中で最も複勝率が良い東京芝1800で複勝率全場中最低の16.7%。東京芝1800でそれなりの出走頭数を満たして複勝率20%を割るのはコマンダーインチーフ・タマモクロス・メジロマックイーン・ラムタラ・カーネギー・ダンシングブレーヴ・ホワイトマズルなどなど…長距離血統・欧州血統馬のそれと同じ(ここにオペラハウスやトウカイテイオーが入らないのは興味深い。そういえば2頭とも皐月賞で人気薄好走馬を出したことがあるな。あとサンプル数まだ少ないが、分類に困っているキングヘイロー産駒が勝率11.1%の複勝率29.6%でまずまず。やっぱり同じダンシングブレーヴを父にもつホワイトマズルの産駒とはちょっと毛色が違う感じがするんだよなあ)。
こういうデータを集めてやりたいのは「ダンスは中山芝2000で消し」とかではなくて、競馬という競技その本質の一端を垣間見るということ、これをちょっとやってみたい。中山芝2000と京都芝2000の性格の隔たりは前後半のタイム差を見れば血統を見なくてもわかる。そこから一歩踏み出して%EP@カミナリ指数で似たような最適値をもつ東京と新潟の隔たりを発見するのに血統はひとつの指標になる。血統の偏りを価値あるものに昇華させるには、スイートピーS組は軽視!みたいなことをやっていたのではダメで、想像力を働かせ検証を怠らず導き出したロジックの説明力を精査する、これが肝要なんだと思う。
日本のスピードに対応できる欧州型という括りでダンスインザダークとオペラハウスは血統ビームでは同系列に扱われているわけだが、東京芝1800の成績の差などの微妙なズレに着目して、それが競走馬のどういう資質に由来しているのかとか、おいおい考えてみたい。サンデー・BT・トニービンで札幌・函館1800-2000の成績に面白い偏りがあるのでこれなんかもあれこれ想像力を働かせて取り組んでみたい。こういうのはオークスの刺激で競馬モードになっている今のうちにやっといたほうがいいんだろうなあ、後回しにするとなおざりにしちゃいそうだから。
こういうこと積み重ねていったら、福島芝2000mの好時計を東京芝2400mではどの程度参考にしたら良いのかといったタイム指数への応用もできるんじゃないかと考えたりもする。いや、あまり大きなことを言い過ぎないほうがいいか。三歩進んで二歩下がるくらいの気持ちがないと肝要なこと↑は実践できないもの。
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